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くみあいニュース

1999年度第5号
1999年8月11日


島根大学教職員組合広報部
内線2198
ダイアルイン32-6407
E-mail:union-s@sula0007.soc.shimane-u.ac.jp
WWW:http://sula0043.soc.shimane-u.ac.jp/kumiai/kumiai.html


■ 99年夏季合宿開催のお知らせ

■ 全大教定期大会開催 横田委員長・星川書記長参加

 7月23・24日と炎暑の東京で開かれた、全大教第20回大会に行って来ました。大会の全体像については、全大教ニュースが、皆さんのお手元に届くはずなので、初参加の印象記としてお読みください。
 まず、今大会の議論の焦点は、なんといっても「独立行政法人化問題」でした。国大協を通じて全国に広まった「藤田論文」が、この問題を考えるときのベースになりつつあるが、さまざまな問題点・危険性がふくまれており、その批判的検討が必要だという指摘が各大学から行われました。東大職組の「藤田論文批判」,東大法学部長の法人化批判等,資料も持って帰りましたので、ご利用ください(組合BOXにあり)。学内だけでなく広く世論の支持を得られる運動をどう作るか、大学・高等教育機関のあり方を国民とともに考える視点の重要性が指摘され、国民向けのアピール・国会議員への働きかけ・全国集会など、いくつかの計画が出されましたが、この点はまだこれからのようでした。
 また,情報の共有・スピードアップの体制整備が急務だとして,事前に成文の修正案を準備してきた九州大(提案した教員らしい代議員は、ポニーテールの元気なお兄さんでした,関係ないけど)をはじめ多くの提案がありました。さしあたり全大教ホームページの充実と活用で,ということなので覗いてみてください。(http://www.dango.ne.jp/fuj/)
 その他にも、多忙化の視点だけでなく、管理運営体制のあり方と事務職員の権限,あるべき事務組織・職員像という視点で,事務職員の立場から大学改革をとらえ直す必要がある、少子化と大学改革について、各大学の生き残り競争ばかりが全面に出ているが、大学間の格差・私大との関係・高等教育政策との関係などふまえ検討すべき,など重要な問題提起がいろいろあり、考えさせられました。
 しかし、全体としていずれも運動の具体化はまだこれからで、当面のスケジュールもあまりはっきりしない印象を受けました。22日の島大の学習会の内容紹介をしながら、この点について発言しましたが、8月上旬発行予定の全国教研基調報告やチラシを使って,当面は徹底した宣伝活動を,ということでした。(発言の中で触れたニュージーランドの大学改革の資料については、多くの大学から問い合わせが来ています。石橋さん余分な仕事を増やしてゴメンナサイ)
 組合費を使っていくのだと思うと、学会でもこんなに最初から最後まで気を抜かずに出たことはないぐらい、まじめに参加してきた(と自分では思う)ので、バテ気味の報告です。まとまりませんがご容赦ください。

(中央執行委員長 横田綏子)

*****一口メモ:全大教ってなあに?*****

 全国大学高専教職員組合。全国の大学・短大・高専など高等教育機関の組合からなり、10年前に日教組から独立して創設されました。現在109大学の組合、約17,500名からなり、教職員の地位確立と待遇改善、高等教育の充実と民主化、社会保障、地球環境、平和、民主主義の課題などで活発に活動しています。
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