Back to Homepage


保険の見直し(生命・医療保険) 石橋(ファイナンシャルプランナー)

給料が減りました。社会保険料(文部省共済掛金)等も上がり続けています。さらに消費税増税も!
こんなとき,家計を守っていく方法として,「なんとなく」入っている保険を見直すとこは家計支出をスリム化し,長期的にその効果が得られる有効な手段です。
以下は,保険を見直すときのヒントです。参考にしてください。

  1 まず貯蓄。足りない分を保険で補う
 保険は当たり前のように入っている人も多いですが,本当に必要かどうかから考えましょう。
 また,なにより大切なのはまずは貯蓄で備えるということです。
 貯蓄では賄えない分を保険で備えるという基本をおさえましょう。
 保険料は貯蓄を妨げない程度にすることが大切です。
  2 すでにある保障を知る
 そもそも島根大学で働く職員の方は公的保障(文部省共済や社会保険)で守られています。
 足りない分を保険や共済で補うのが基本です。
  3 保障額は適正か
 保険はこれから先に備えるもの。置かれている状況は変わります。
 以前加入した保険の保障額が今の必要補償額かどうか見直してみましょう。
 もう役割を終えたものや保障額を減らしてもいいものがあるかもしれません。
  4 保険料を安くできないか
 解約して別の保険・共済に加入する,あるいは補償額を減らす契約に変更するという選択があります。ただし,率のよいときに加入した長期の保険は今やお宝保険です。中途の解約は避けましょう。
 終身保険に加入している場合などは,払い済み保険とすることも考えられます。
 保険料支払いをストップし,積立て分や解約返戻金を保険料にあてます。保険金額は減りますが,保険期間は変わりません。(この場合,特約部分はなくなります)

個別のご相談もお受けします。
組合の石橋までお気軽にご連絡ください。メールでのご相談はお受けできません。

★知っておこう!
生命保険 医療保険 ガン保険 先進医療特約
万が一の場合,その人の収入で生活している人を支えるという目的で加入するものです。家族が増えたり,住宅ローンで家を建てたり,子供が独立したり,というふうに家族の状況が変われば必要な保障額も変わります。また,公的保障や死亡退職金などの保障もあります。自分に必要な保障額を知った上で加入し,そのつど見直しましょう。
 高度障害補償も,まずは国の「障害年金」を念頭におきましょう。保険会社の給付要件は国の基準より厳しいのが実情です。
お勤めの人はすでに国の「健康保険」に強制加入しており,掛け金は給料から天引きされています。
医療費の3割負担だけでなく,1ヶ月の上限を決める「高額療養費制度」もあります。
さらに島根大学職員は文部省共済の給付があり,1ヶ月の医療費の自己負担上限額は25,000円です。保険会社の給付の対象が入院であるのに対して,共済は入院に限りませんし,たとえ3ヶ月入院しても75,000円の自己負担で医療を受けられます。がん治療もほとんどは保険適用です。
ガンは転移や再発リスクが大きく,死因の3割と言われています。ガン保険はガンに特化してるので,掛金は比較的安く,多くは入院日数の制限がありません。最近はがん治療の入院日数は少なくなってきていますので,入院給付だけの保険ではまかないきれないこともあります。加入する場合は,どういう場合に給付されるか,どういう場合にはされないのかを確認しておきましょう。「保険に入っておきさえすれば安心」ではありません。
先進医療とは,高額な最先端の画期的医療だと思っていませんか。実際は,将来保険導入を行うための評価をする段階の医療です。どこでも受けられるわけではないし,そもそも病気を治す夢の治療ではありません。また,重粒子線医療や陽子線治療のように100万円以上するものから10万円以下のものもあります。特約保険料が100円程度という事は給付が少ないということです。100円で安心を買うということならガン保険に付けるといいでしょう。